5,000円から3万円まで、価格を上げたいちばん大きな理由

5,000円から3万円まで、価格を上げたいちばん大きな理由

月額顧問を5,000円から3万円まで上げました。値上げの本当の理由は、売上ではなくて「お客さまの本気度」の問題だったんです。

ととのえる屋の月額顧問、最初は月5,000円で始めました。

それを途中で1.5万円にして、いまは3万円。1年弱で6倍になっています。

これだけ書くと「強気だなあ」って印象になるかもしれないんですけど、上げた本当の理由は、売上を伸ばしたかったからじゃないんです。

うん、ちょっと言いにくいことなんですけど、書いてみます。

5,000円のときに気づいたこと

5,000円で始めた最初の数ヶ月、ありがたいことに5社くらいすぐ申し込みが入りました。月25,000円。

「お、これで月10社いったら12.5万円か」と、計算しちゃいますよね。一瞬よろこびました。

でもしばらくして、ちょっと違和感が出てきたんです。

5,000円のお客さまって、月1回の打ち合わせを「じゃあ、いつでもいいですよ」とおっしゃることが多くて。連絡しても返信が3日後だったり、宿題を出してもやってこなかったり。

最初は「忙しいんだろうな」と思っていたんですけど、だんだん見えてきたんです。これは忙しいんじゃなくて、月5,000円って、その人の「ちゃんと向き合おう」ラインを超えてないんだって。

5,000円は「がんばらなくていい金額」だった

人間って、たぶん5,000円までなら、毎月引き落とされてても、そんなに気にならないんですよね。Netflixとか、ジムとか、月額のサブスクと同じ位置にいる。

「使ってないけど、まあいっか」が成立する金額。

これがAIコーチングだとどうなるかというと、お客さまが本気で動かない。せっかくロードマップ作っても、「あ、来月にしますね」「忙しくて」が続いて、半年経っても何も進まない、みたいな状態になる。

これって、わたしの仕事としては、たぶん最悪なんです。お金をもらってるのに、お客さまの会社が変わっていない。これじゃ続かないし、続いてもお互いに失礼な気がしてきました。

1.5万円に上げてみたら

そこで思い切って、月1.5万円に上げてみたんです。

そうしたら、おもしろいことが起きました。

新規の問い合わせは半分以下になりました。当然です。3倍ですから。

でも、申し込んだお客さまの「動き」がぜんぜん違ったんです。打ち合わせの予約は2週間先まで埋まる。宿題は次の打ち合わせまでにちゃんとやってくる。LINEの返信は当日中。

これは、わたしが急に何か変えたんじゃないんです。金額が上がったことで、お客さま側の「向き合う気持ち」が勝手に上がったんです。

3万円にしたのは、もう一段先のため

1.5万円でしばらく回してみて、これでも全然いけるなと思ったんですけど、もう一段だけ上げました。月3万円。

なぜかというと、月10時間以上手を動かす仕事には、そろそろ正直、1.5万円だと厳しかったからです。

時給1,500円で受けてる仕事って、こちらが疲れてくる。疲れた状態のAIコンサルって、たぶんいちばん良くない。お客さまにも申し訳ない。

3万円にしたら、こちらの体に余裕ができて、毎週ひと息ついてから打ち合わせに入れるようになりました。これがいちばん大きい変化です。

価格って、お客さまへの「お願い」でもある

価格って、サービスに対する「対価」だけじゃないんだなあと、最近よく思います。

お客さまに「これだけ払う以上、ちゃんと使ってくださいね」とお願いする金額でもある。月3万円って、そのお願いができる、ぎりぎり気持ちのいい金額だった、って感じです。

逆に言うと、5,000円のときは、わたしがお客さまに「ちゃんと向き合ってくださいね」と言える立場じゃなかった。そりゃ動かないよなあ、と今はちょっと反省しています。

「高い」と言われたら

3万円は、たぶん「高い」と感じる方もいらっしゃいます。

そういうときは、無理にお勧めしないことにしました。月3万円が「高い」と感じるタイミングって、たぶんまだ「AIに本気で投資する時期じゃない」というサインだと思うんです。

そういう方には、まずAIロードマップ(1.5万円・3時間)だけお勧めして、地図だけ持ち帰ってもらう。月額に進む必要はないんです。

価格を上げたら、断る勇気もちゃんとセットで持つ必要があるんだなあと、いま実感しています。

うん、そんな感じで、価格をひとつずつととのえてきました。

この種の整え方を、自分のお店や会社でも試してみたい方へ。
「うちの場合はどうかな」と一言、送ってください。
仕組みからお話しします。

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