1人で制作する強みと、ちゃんとある限界

1人で制作する強みと、ちゃんとある限界

HP・LP制作を基本ひとりでやっています。1人だからこその強みと、ちゃんとある限界を、正直に書いてみます。

ととのえる屋のHP・LP制作は、基本的にわたし1人でやっています。

リサーチも、設計も、文章も、デザインも、コードも、最後の調整も、ぜんぶ。

これが強みになる場面と、ちゃんと限界になる場面があるので、今日は両方書いてみたいと思います。

1人でやる強み

まず強みのほうから。

いちばん大きいのは、お客さまが「最初に話した相手」と「最後にコードを書く人」が、ずっと同じだということだと思います。

ふつうの制作会社だと、営業さん、ディレクターさん、デザイナーさん、コーダーさんと、関わる人が4〜5人になります。そのたびに、伝言ゲームが起きる。

「この言葉を残してほしい」とお願いした一行が、最後の納品物では微妙にちがう言葉になっている。これって、たぶん多くの方が経験している気がします。

ととのえる屋の場合は、その伝言ゲームがゼロです。お客さまが話したことが、そのままコードまで届く。

もうひとつの強み:判断が、速い

1人でやるもうひとつの強みは、判断が速いということ。

「ここの色、もうちょっと深くしたい」とお客さまが言ったら、その場で開いて、その場で変えて、その場で見せる。社内の共有も、上司の確認も、いりません。

実際、haluta houseのLP制作のときは、3ヶ月の制作期間中、たぶん100回以上は「ここ、こう変えてみました」をその場で投げ返していたと思います。

このスピードと細かさは、1人だからできることだなあ、と感じています。

ここからは、限界の話

ここまでが強み。ここからは、ちゃんとある限界の話を、隠さずに書きます。

わたしが「むずかしいです」とお伝えしないといけないのは、たとえば、こういうお仕事です。

1つ目。ECサイトの大規模な構築。商品が500点を超えて、在庫管理や会員機能が複雑にからんでくるような案件は、わたしひとりでは無理です。

2つ目。動的に動く大きなWebアプリ。SNSのような、ユーザーが書き込んで動かしていくサービスを、ゼロから作るのも、わたしの守備範囲を超えます。

3つ目。締め切りが「来週まで」のような、超短納期の案件。ひとりだと、どうしても物理的に手が回らない瞬間があります。

同時に動かせるのは、3〜5本まで

もうひとつの限界は、同時に動かせる本数です。

LP単発でだいたい3〜5本までが、わたしのキャパの上限になります。

これを超えると、どうしても1本ずつの密度が薄くなる。1本ずつのお客さまへの返信が遅れる。これは、たぶん見ている方にも伝わってしまうんですよね。

だから、ご相談いただいたタイミングで、「いま動かしている本数」を正直にお伝えして、半年待っていただくこともあります。

限界を言うのは、こわい

正直に言うと、こういう「できないこと」を書くのは、ちょっとこわいんです。

「他の人にお願いしようかな」と思われるかもしれない。仕事を取り逃すかもしれない。

でも、入口で限界を言わずに走り出して、途中で「これは無理でした」となるほうが、お客さまにずっと迷惑をかける。

それなら、最初に「ここは強い」「ここは無理」をはっきり言っておいて、合うお客さまとだけ長く付き合うほうが、お互いに気持ちがいい気がしています。

1人だからこその仕事の作り方

たぶん、これからもわたしは1人でやり続けます。

人を雇って、案件を増やして、規模を大きくする道もあるんですけど、それを選ぶと、わたしがいま大事にしている「お客さまの言葉が、最後まで歪まずに届く」が消える。

少ない数を、ちゃんと作る。できないことは、ちゃんと言う。

それが、1人で制作する人間の、いちばん誠実なやり方だと思っています。

年契約 3 社、LP 月 2 本。
数を絞っているので、合うお客さまとだけ長く付き合う仕事です。
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